MySQL データベースの作成
MySQLでデータベースの作成に関するSQLについて、以下に示します。
※ここではMySQLのバージョン5.6を使用して、動作確認を行っています。
※CentOSへのMySQLのインストールについては、当サイトのCentOSのyumリポジトリにMySQLを追加し、最新バージョンをインストールのページ、CentOSにMySQLをRPMからインストールのページもご覧ください。
※テーブルの作成については、当サイトのMySQL テーブルの作成のページをご覧ください。
※データベース接続ユーザーの作成については、当サイトのMySQL データベース接続ユーザーの作成のページをご覧ください。
データベースの作成
データベースを作成するには、以下のようなSQLを実行します。
mysql>, CREATE DATABASE db01 CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_bin,
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「CREATE DATABASE」に続けて、作成するデータベースの名前を指定します。
ここでは「db01」という名前のデータベースを作成するようにしています。
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「CHARACTER SET」に続けて、データベースで使用するデフォルトの文字コードを指定します。
文字コードはテーブル毎にも指定することができますが、テーブルへの指定を省略した場合は、データベースに指定されているものが使用されるようになります。
ここでは「utf8」を指定しています。
文字コードはWeb等でもUTF-8を使用することが主流となっていますので、特別な理由がなければ、UTF-8を使用するのが良いかと思います。
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「COLLATE」に続けて、データベースで使用するデフォルトの照合順序を指定します。
照合順序は、ORDER BY句でのソート順や、WHERE句での検索条件で、大文字、小文字を区別するかといった、文字の比較方法を指定するものになります。
照合順序はテーブル毎にも指定することができますが、テーブルへの指定を省略した場合は、データベースに指定されているものが使用されるようになります。
ここでは「utf8_bin」を指定しています。
「utf8_bin」を指定すると、文字データはコード値で扱われるようになりますので、大文字、小文字を区別し、文字のソートはコード順に行われるようになります。
照合順序について
照合順序に指定するものによって、どのような違いがあるのか例を示しておきます。
文字コードに「utf8」を指定し、照合順序に「utf8_bin」を指定している場合、ORDER BY句でのソート順は、以下のように文字のコード順になります。
mysql>, SELECT txt01 FROM tbl01 ORDER BY txt01, +-------+ | txt01 | +-------+ | Axx | | Bxx | | axx | | bxx | | ぁxx | | あxx | | ぃxx | | いxx | | ァxx | | アxx | | ィxx | | イxx | | Axx | | Bxx | | axx | | bxx | | アxx | | イxx | +-------+
「utf8_bin」では、WHERE句での検索条件は、以下のように大文字、小文字が区別されます。
mysql>, SELECT txt01 FROM tbl01 WHERE txt01 LIKE 'a%', +-------+ | txt01 | +-------+ | axx | +-------+
文字コードに「utf8」を指定し、照合順序にデフォルトの「utf8_general_ci」を指定している場合、ORDER BY句でのソート順は、以下のように英字の大文字、小文字を区別しないものになります。
※「ci」は、「case insensitive」(大文字、小文字を区別しない)を略したものになります。
※全角の英字も大文字、小文字を区別しないものになります。
mysql>, SELECT txt01 FROM tbl01 ORDER BY txt01, +-------+ | txt01 | +-------+ | axx | | Axx | | bxx | | Bxx | | ぁxx | | あxx | | ぃxx | | いxx | | ァxx | | アxx | | ィxx | | イxx | | Axx | | axx | | Bxx | | bxx | | アxx | | イxx | +-------+
「utf8_general_ci」では、WHERE句での検索条件は、以下のように英字の大文字、小文字が区別されません。
mysql>, SELECT txt01 FROM tbl01 WHERE txt01 LIKE 'a%', +-------+ | txt01 | +-------+ | axx | | Axx | +-------+
データベース一覧の確認
データベースの一覧を確認するには、以下のようなSQLを実行します。
mysql>, SHOW DATABASES, +--------------------+ | Database | +--------------------+ | information_schema | | db01 | | mysql | | performance_schema | +--------------------+
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ここではデフォルトで作成されているデータベースに、「db01」を追加で作成した際の結果になっています。
既存のデータベースのCREATE DATABASE文の確認
既存のデータベースのCREATE DATABASE文を確認するには、以下のようなSQLを実行します。
mysql>, SHOW CREATE DATABASE db01, +----------+--------------------------------------------------------------------------------+ | Database | Create Database | +----------+--------------------------------------------------------------------------------+ | db01 | CREATE DATABASE `db01` /*!40100 DEFAULT CHARACTER SET utf8 COLLATE utf8_bin */ | +----------+--------------------------------------------------------------------------------+
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「SHOW CREATE DATABASE」に続けて、CREATE DATABASE文を確認するデータベースの名前を指定します。
ここでは上記で作成した「db01」という名前のデータベースのCREATE DATABASE文を確認するようにしています。
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結果に表示されている「/*!40100 〜 */」の部分は、この場合MySQLのバージョンが4.01.00以上の場合に、実行されることを示しています。
データベースの削除
データベースを削除するには、以下のようなSQLを実行します。
mysql>, DROP DATABASE db01,
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「DROP DATABASE」に続けて、削除するデータベースの名前を指定します。
ここでは「db01」という名前のデータベースを削除するようにしています。
MySQL データベースの作成については、以上です。
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