CentOS7 コマンド システムのシャットダウン、再起動
CentOS7でシステムのシャットダウン、再起動を行うコマンドを以下に示します。
※ここではCentOS7.6を使用して、動作確認を行なっています。
以下の各コマンドで、プロンプトが「#」で開始しているものはrootユーザーでの実行、「$」で開始しているものは一般ユーザーでの実行となります。
システムの停止をすぐに行なって電源を切る
システムの停止を行うには、shutdownコマンドを使用します。
# shutdown -h now
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「-h」オプションを指定すると、システムが停止された後、電源が切られるようになります。
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コマンドの引数に、コマンドが実行されるまでの時間を指定します。
「now」を指定すると、すぐにコマンドが実行されるようになります。
以下のコマンドも同じ動作をします。
# shutdown -P now
# shutdown now
# halt -p
# poweroff
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「shutdown」コマンドの「-h」オプションは、「-P」(–poweroff)オプションと同じ動作になります。
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「shutdown」コマンドでオプションを何も指定しなかった場合は、「-P」オプションが指定された時の動作になります。
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「halt」コマンドで「-p」オプションを指定すると、同じ動作になります。
尚、「halt」コマンドでオプションを何も指定しなかった場合は、システムは停止されるが、電源は切られない状態になります。
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「poweroff」コマンドは、同じ動作になります。
システムの停止を指定時間後に行なって電源を切る
システムの停止を行うには、shutdownコマンドを使用します。
# shutdown -h +5
# shutdown -h 16:30
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「-h」オプションを指定すると、システムが停止された後、電源が切られるようになります。
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コマンドの引数に「+5」のように「+」と数字を指定すると、何分後にコマンドを実行するかを指定できるようになります。
この場合は、5分後にコマンドが実行されるようになります。
コマンドの引数を省略した場合は、「+1」が指定されたものとなり、1分後にコマンドが実行されるようになります。
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コマンドの引数に「16:30」のように24時間の「hh:mm」形式で時刻を指定すると、何時にコマンドを実行するかを指定できるようになります。
この場合は、16時30分にコマンドが実行されるようになります。
指定した時刻になる前であれば、以下のコマンドで実行をキャンセルすることができます。
# shutdown -c
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「-c」オプションを指定すると、コマンドの実行がキャンセルされるようになります。
システムの再起動をすぐに行う
システムの再起動を行うには、shutdownコマンドを使用します。
# shutdown -r now
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「-r」オプションを指定すると、システムの再起動が行われるようになります。
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コマンドの引数に、コマンドが実行されるまでの時間を指定します。
「now」を指定すると、すぐにコマンドが実行されるようになります。
以下のコマンドも同じ動作をします。
# reboot
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「reboot」コマンドは、同じ動作になります。
システムの再起動を指定時間後に行う
システムの再起動を行うには、shutdownコマンドを使用します。
# shutdown -r +5
# shutdown -r 16:30
-
「-r」オプションを指定すると、システムの再起動が行われるようになります。
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コマンドの引数に「+5」のように「+」と数字を指定すると、何分後にコマンドを実行するかを指定できるようになります。
この場合は、5分後にコマンドが実行されるようになります。
コマンドの引数を省略した場合は、「+1」が指定されたものとなり、1分後にコマンドが実行されるようになります。
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コマンドの引数に「16:30」のように24時間の「hh:mm」形式で時刻を指定すると、何時にコマンドを実行するかを指定できるようになります。
この場合は、16時30分にコマンドが実行されるようになります。
指定した時刻になる前であれば、以下のコマンドで実行をキャンセルすることができます。
# shutdown -c
-
「-c」オプションを指定すると、コマンドの実行がキャンセルされるようになります。
CentOS7 コマンド システムのシャットダウン、再起動については、以上です。