useraddコマンドは、LinuxやUnix系のオペレーティングシステムで新しいユーザーを作成するためのコマンドです。このコマンドを使用することで、新しいユーザーアカウントを追加し、ユーザーごとのディレクトリやデフォルトの設定も作成できます。
基本的な構文
代表的なオプション
- -m ：ユーザーのホームディレクトリを自動的に作成。
- -d /path/to/dir：ホームディレクトリを指定したパスに設定。
- -s /bin/bash：シェルを指定（デフォルトは/bin/sh）。
- -g group：ユーザーのプライマリグループを指定。
- -G group1,group2：ユーザーを複数のグループに追加。
- -u UID：ユーザーIDを指定。
- -c ‘コメント’：コメントを追加（ユーザー情報の説明など）。
例: 新しいユーザーを追加する方法
このコマンドは、newuserという新しいユーザーを作成し、ホームディレクトリを作成し、シェルとして/bin/bashを指定します。また、sudoグループにこのユーザーを追加します。
次に、新しいユーザーにパスワードを設定する必要があります。その場合は、以下のコマンドを使います。
注意
- useraddコマンドだけではパスワードは設定されないため、passwdコマンドを使って手動でパスワードを設定する必要があります。
- ユーザーアカウントの設定によっては、追加の設定が必要な場合もあるため、環境に応じて適切なオプションを選択しましょう。